7   詩:n uma 編曲:n uma

だいぶひけた様な だいぶ後は消えた様な
私は舞うのです 偉い方の言う通り
ここは少しぬるすぎて ここは優し過ぎるので あぁ
 
もういくつも寝たか そのあたりはまだ遠い
どこかでみた様な なにかの既視感の予感
左のほうへ目をみやり 右のほうへひるがえそ あぁ

ただころばる様に 道のさきへつえをおいて
アララといいながら ふらつきながらも前へ
どうかうなだれてしまわぬよう どうか笑ってしまわぬよう あぁ

だいぶひけた様な だいぶ後は消えた様な
私は哭くのです まにうけて右往左往
西のほうは霞んでら 東のほうは暮れてらぁ あぁ



数年前からちまちまと読んでいる新書の束のなかに「ノアの大洪水」という本がある。この本は旧約聖書に代表される「洪水伝説」に焦点をあて、世界中に分布する共通したこうした伝説を比較し、地層学やらなんたらと総合して科学的に解説している名著なのであるが、まぁ伝説が世界中に共通しているというのは単純におもしろいことであるなぁと。
で、ノアの大洪水に見られる「鳩」の話しがすごくオイラの興味をひいて。大雨のあと、アララト山に座礁したノアの一向は地上がどのくらい回復したか調べるために、1回目、2回目と鳩をはなつのですが、足場がないために(まだ水没しているために)帰ってきてしまうんですね。2回目の鳩はオリーブをくわえてくるんですが。
で、時期を待って(一週間)3回目の鳩をはなつんですが、ついぞノアのもとにはその鳩は帰ってこなかったと。そこでノアは地上が復活したことを知るわけですが、この鳩のくだりが非常に象徴的で美しいと思うんです。
最後の鳩はアララト山を飛び出しどこへいったのか。そんな心境を唄にしてみました。この曲は自分でつくっておいてなんですが、うたいながらギターを弾くのが非常に難しく、少し反省。あまり自分に高みをもとめちゃあいけませんね。