紙、一重  詩:n uma

門限超え 未知の関所 手形、無所持は御法度
蛇(くちなわ)の路掘り返し 裏っ返せばあっちの亡者
いい加減 半端な理論で この世、あの世を結んで
手叩いて、廻って 背の方 えも言われぬ様な空間

めくれて ゆらめく あの向こうが
夜 華 咲く 忌まわしき物体

顎上げ 弄りて 把握した気になった上っ面
「こうで在れ」願うも 大多数は別ベクトル
夕の刻にうそぶいて 何かを呼ぶそぶり
「ばしこぎ」「こんのほじなし」 確かな響きはこの罵詈雑言

めくれて ゆらめく あの向こうが
夜 華 咲く 忌まわしき物体
ケロイド 黒色 底見ぬ穴
手ぇ伸ばして 目ぇ瞑って そこまで和紙何枚分?

絶命の段になって なんまいだーの ほうれんげーきょー



2011年8月作成
10月にレコーディングが決まって、「なんか爽やかな曲ばっかだなぁ」と思って「よし、暗い曲をレコーディングしてやろう」と思って作った曲。
「紙一重」っていろんな使われ方するけども、「天才と云々は…」的な距離感、というか「この世」と「あの世」の距離感が「薄いよな」って思って…そんなんをテーマにしました。
一体この世とアチラの世界は和紙で言うと何枚分なのかしら?が、「和紙、何枚分だ?」「何枚だ?」「なんまいだー!」っていう語呂とかを言いたいだけだったりもします。
きちんと「暗い曲を作ろう」と思ったお陰で実に陰湿な感じのする曲になりました。