客人  詩:n uma

客人 今日の宿 探すよ
きょろり きょろり
明かりに 呼ばれて 今日もまた
ふわり ふわり

酔って見上げる空
星もだいぶ西へ
「ずいぶんと」なんて距離じゃないのさ
明日は何処へ 明日は何処へ

客人 青い海が 見たくなった
ざざぁ ざざぁ
コンパスを 落としたので 今日もまた
ふわり ふわり

かりそめの夜(よ)にまた
悪魔が笑っていた
あとずさりなんて思う壺だろから
明日は何処へ 明日は何処へ



2011年9月作成
これもレコーディングを念頭において「ラストっぽい曲欲しいなぁ」と思ってつくった曲。
「客人」と書いて「まれびと」と読ませます。
この「まれびと」ってのは「稀人」とも書いたりしますが、民俗学などで用いられる言葉です。
もともと「まれびと」ってのは、その集落や集団(古代の生活の)の「外側から来たモノ」をさす言葉で、そういう「外部からの刺激」を歓迎する、もしくわ神のようにあがめる信仰が世界にはあるんですね。
まぁこれはあくまでも「動かない者」から見た「まれびと」なわけで、「まれびと」自身は自分を「神様」とか「特別な者」という意識って希薄だとは思うんだけども、この「まれびと」ってのがおいらには「定まらぬモノ」のように写ってメロディと言葉がうまれました。
感覚的には「空飛ぶ妖怪」に近いかもしれません。「住居」などの「拠り所」が「無い」けど「あがめられる」「不確かな者」の「不安」を表現してみました。